脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング(Switch版脳トレ)

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頭が良くなりたい。 人生楽しくなりそう。 一昔前ならば「頭が良い」というのは知識があることだっただろうけれど、このインターネット時代ググれば知識は得られるので、人と差を付けるならばいわゆる頭の回転の速さだろうか。 ということで脳トレを買った。

今年の1月から初めてわりと毎日マメにトレーニングをしていたけれど、3月末に飽きてしまい、そこからは「数独」と「漢字合成」だけをやっていた。 その数独も全部解き終わった。 もうトレーニングはしなそうなのでメモを残しておく。

頭は良くなったのか? 「脳年齢チェック」の推移はこんな感じ。

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最初にちょっと伸びたが、これは慣れただけだろう。 その後もわずかずつは良くなっているものの、そんなに変わった感じはしない。 2回に1回くらいは「20歳」を叩き出せるくらいになるんじゃないかと思ったけど、そんなことはなかった。 リングフィットアドベンチャーなら体力や筋肉が多少は付くのに、脳を鍛えるのは難しいんだな……。

物理版のおまけに付いてきた(単品でも買える)タッチペンが良い感じ。 昔買ったタッチペンは先端がゴムで書きづらくて、指のほうがマシだと思ったけど、これは先端のゴムが金属の網のようなもので覆われていて良く滑る。

お手軽

対戦ゲームと、「毎日トレーニング」の一部のゲーム。 対戦する相手がいないのでやっていない。

毎日トレーニング(トレーニング)

色々なトレーニングがある。

漢字合成

漢字が苦手で「徒歩級」(出来が乗り物で評価される。最低は「徒歩級」、最高は「ロケット級」)になることが多いけれど、これは好き。 漢字のパーツが与えられて、組み合わせて作れる漢字を答える。

最初のうちは簡単。

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「次」。

最後のほうは難しい。

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これで、「衝」が作れる。

全問解くのに掛かった時間で評価され、パスしたら+20秒なので、20秒考えても無理そうならパスをするという手はある。 難しい漢字も容赦なく出てくる。 小学生が泣くぞ。 解きまくって漢字を覚えればスコアは伸びそうだが、同じ日には同じ問題しか出てこない。 もちろん2回目のスコアは記録には残らない。

数独

初級28問、中級36問、上級36問の100問。 解くのに掛かった時間は記録されるものの、「徒歩級」とか評価されることはないのでゆっくり考えられる。

「アシスト機能」があって、使うと1箇所数字を書くごとに正否が判定される。 間違えたまま進めてしまって、解けなくなることが防げる……が、間違えたときにペナルティがあり、数字が誤認識されてうっかりそのまま決定してペナルティを喰らってムカついたので使っていない。

インターフェースはこんな感じ。

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入る可能性のある数字を書いていくのが面倒だから自動化してほしいが……それでは意味が無いか。

上級ともなるとけっこう難しい。 バックトラックが必要になることまでは無いものの、「3は横に並んだ2マスのどちらかには入るから、この行の他のマスの3の可能性は消える」くらいは普通に出てくる。

瞬間記憶

この記事を書くのにスクショを撮ろうと思ったら、スクショ禁止だった。 ズルができないようになっているのかw

数個から十数個の数字が一瞬表示されて、消えた後に小さい数字があったところから順にマスをタッチ。 全部正解すると数字の個数が増え、不正解なら減る。

表示される数字が1~9なので9個が上限かと思いきや、10個以上にもなる。 そのときは10以上の数字も出てくる。

結果表示のグラフの上限が90個。 4個から開始して全10問。 4+5+…+13=85 だから、最高85個かな。

名曲演奏

楽譜と1オクターブ分の鍵盤が表示されるので演奏。 これもプレイ中は撮影禁止だった。 基本クラシックだから権利関係の問題とか無さそうなのに……。

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2曲だけ細菌撲滅ドクターマリオ)の曲が入っている。 任天堂のゲームの曲をもっと入れてほしかった。 「クラシックなんて知らないよ」と思っていたけれど、だいたいの曲はどこかで聞いたことのある曲だった。

間違った鍵盤を押したときだけではなく、伴奏(と楽譜の進み)に遅れたときも減点。 ノーミスは何曲かできたけれど、100点は無理だった。

新聞音読

昭和の新聞記事を音読。 これも撮影禁止。 厳しいな。

別に音声認識で判定されるわけではなく、読み終えたのは自己申告なので、ズルしようと思えばできる。 たまに気になる記事があるけれど、ゆっくり読めないので後から読み直す機能がほしい。

全60記事で、2週目に入ったのに、なぜか読んだ記事数が59/60。 なぜだろう。 名曲演奏は1日に2回以上やると好きな曲を選べるのに、こちらは好きな記事を選ぶ機能は無し。

計算25

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足し算・引き算・掛け算(割り算は無し)を25問。

脳を鍛えている感じがある。 手が答えを書いている間に、次の計算をする感じで、ときどき20秒を切れた。

計算100

こっちは100問。 他はそんなことないのに、計算○○だけは2バージョンある。

人数数え

中の見えない家に人が出入りして、最終的に人が何人になったかを当てる。 全6問。

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これは得意。 だいたい全問正解できる。 むしろ最初のほうが簡単すぎてぼうっとしてしまいミスる。 「車はスピードを出したほうが眠くならなくて安全なんだよ」と怖いことを言っている人がいたけれど、気持ちが分かった。

2問目で人が出入りする時間が長く(回数が多く)なり、3問目で出入りが同時に行われるようになり、5問目でテンポが上がり、6問目は最後に煙突から出入りしたり、家の前を人が横切ったりする。

人が同時に出入りするときは、足し引きを2回するのではなく、出入りした人数の差分を家の人数に加えるほうが楽。 例えば、家に3人いて6人入って4人出るならば、3+6=9, 9-4=5ではなく、6-4=2, 3+2=5。 6-4の部分は計算をしなくても視覚的に分かる。

答えは1人以上9人以下。 家にいる人数は常に0人以上9人以下。 これを知っていると、うっかり見逃したときに助かる場合があるかもしれない。

指体操

指示された手の形を作る。 IRセンサーが活用されている。

これも撮影禁止。 なぜ……。

基本は、グー、チョキ、パー。 最後だけ、鉄砲とか👍とかが出てくる。 8個1セットで、1セットの前半4個と後半4個は同じ。 後半4個はいちいち画面を見ないで、脳内で処理する気持ちになると速くなる……ような気がする。

IRセンサーの画像を出しているのは上手いなと思う。 ユーザーが手の位置を良い感じに調整してくれる。

指計算

指数字で足し算引き算。

これも撮影禁止。 IRセンサーに猥褻物を写してネットに上げられるのとかを気にしているのかな。 IRセンサーの画像を見ても何も分からないと思うが……。

判定をそうとう緩くしているっぽく、たまに曖昧な手の形で数問連続して正解判定されてしまうのがちょっと残念。 まあ、正解を出しているのに認識されないよりはマシか。

指体操と指計算は、JoyConを外して画面の向きを横向きに変える必要がある。 「画面の向きを縦に戻して」と言われるのを無視して、指体操と指計算を続けてやると手間が省ける。

二重課題

ハードルを越えながら値が最高の数字をタッチ。

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ちなみにハードルの他に頭上に鳥が飛んでいて、鳥が飛んでいるときにジャンプしてしまうのも減点。 後半は数字が動いたりしてイライラする。

最初は「こんなん絶対無理だろ」と思ったけれど、数日で慣れて普通にできるようになった。 人間の脳はすごい。

直前写真

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「一つ前の写真」はキノコなので、この場合テントウムシではなくキノコの写真を選ぶ。 後半は左右反転が入ってきてなかなか意地が悪い。

タッチしようとした瞬間には脳は自由になっているわけで、そのときに絵を覚えれば良い。 ワーキングメモリを鍛えるトレーニングとのことだけど、鍛えられている感があまり無い。

細菌撲滅

ドクターマリオ

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ただ、コントローラーではなくカプセルをペンで掴んで動かす。 当然(?)上に動かすことはできない。 また、そのうちカプセルが2個同時に落ちてくるようになる。

これはトレーニングではなく、前頭葉をリラックスさせる効果があるらしい。 リラックスするか??? スーファミの「すーぱーぷよぷよ」に「とことんぷよぷよ」という相手も無しにひたすらぷよぷよをするモードがあった。 だんだんスピードが速くなっていって、最高速度だとけっこうなテンポで落ちてくるのだけど、この状態になると意外と何も考えていないというか、瞑想をしているような感覚はあった。 でも、ぷよぷよは適当に4個繋げれば良いだけだが、ドクターマリオはカプセルが固い(下に落ちない)し、縦か横に並べないといけないし、頭を使うと思うんだよな……。 ドクターマリオに慣れていないだけで、慣れたらリラックスできるのかな。

特に評価があるわけでも無いので、ほとんど遊んでいない。

ワーキングメモリーレーニン

アップデートで追加。 アップデート後に脳年齢チェックで20歳を取るか、「毎日トレーニング」に隠れている教授をタッチする裏技で解放。

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超能力の測定に使うゼナーカードの5種類の記号に三角形を加えた6個の記号(○、┼、川、□、☆、△)が出てきて、N個前の記号を答えていく。 例えば、△、△、□、○、┼と順番に覚えるのは良いとして、この後に☆が出てきたときに、最初の△を捨てて、△、□、○、┼、☆と覚え直すのがつらい。 トレーニングにはなりそうだけど、つらいのであまりやってない。 負荷が強すぎて良くないのか、1日に3回までの制限がある。

普通に名前を付けたときに最初の1文字が被らないので、○=ま(まる)、┼=じ(じゅうじ)、川=な(なみ)、□=し(しかく)、☆=ほ(ほし)、△=さ(さんかく)と覚えていた。 上の例ならば「ささしまじ」。 ただ、これだと「し」と「じ」で混乱したりする。 他のトレーニングを見るに私は数字が得意らしいので、数字に紐付けることにしたらもうちょっと覚えられるようになった。 ○=0(0っぽい)、┼=2(線が2本なので)、□=4(四角形)、☆=5(五芒星)、△=3(三角形)、川=2(2が余った)。

脳年齢チェック

脳年齢を測定できる。 1日何回でもチェックできるけれど、記録が残るのは最初の1回のみ。 年齢は若いほど良く、20歳が最高。

抑制力、処理速度、短期記憶の3個の評価軸で、それぞれにいくつかの問題があってランダムに選ばれる。 私は短期記憶が致命的にダメで、後の2個が20歳なのに短期記憶が50歳とかが良くあった。 PCばかり使っていてクリップボードに頼っているからだろうか。

後出勝負テスト(抑制力)

じゃんけん。 ただし、「勝ってください」と「負けてください」と言われる場合がある。 つい勝ってしまおうとするのを「抑制」できるかどうかということなのだろうか。

でも良く考えてみると、普段じゃんけんをしているときは、手を出した後で勝者敗者を判定するのであって、相手の手を見て勝てる手を出したりはしないよな。 なぜこんなに難しいのだろう。

私は、ハサミ、紙、石をイメージすると少し楽になった。

IRセンサーを使う。 「後出勝負テスト」が選ばれた場合は、最初に「今JoyConは使えますか?」と聞かれるので、「使えない」と言えば他のテストになる。

順番線引テスト(抑制力)

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スクショの通り。

つい数字だけや英字だけで線を結びそうになるのを抑制できるかどうかだろうか。

最高数字テスト(抑制力)

「二重課題」の下半分。 ミスっても秒数が加算されるペナルティは無くて、一瞬タッチができなくなるだけ。

計算25テスト(処理速度)

「計算25」と同じ。

高速数えテスト(処理速度)

1から120まで声に出して数える。 子供の頃に風呂で「100まで数えてから上がりなさい」と言われて高速で数えたのを思い出す。 終わりは自己申告。

息継ぎの時間がもったいないので、なるべく小さな声にして吐く息を少なくすると速くなる。

連続減算テスト(短期記憶)

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93 → 85 → 77 → … → 13 → 5 となる。 書き始めると最初の数字が消され、それ以降に書いた数字もすぐに消えるので、覚えておく必要がある。

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とはいえ、あまり短期記憶を使っている気がしない。 要求されるのは処理速度じゃないのか? なので私はこれが得意で、短期記憶がこれならば総合20歳が狙える。

単語記憶テスト(短期記憶)

平仮名3文字の単語が30個が提示され、それを覚えて何個思い出したかがテストされる。 次の「5×5記憶テスト」と異なり、回答済みの単語が画面に残らないのがつらい。 回答済みの単語をきっかけにすることができないし、どの単語を回答したかを覚えておく(あるいは記憶から綺麗に消す)必要がある。

人間の記憶はPCと違ってシーケンシャルに読み出すことができず、何らかのきっかけが必要で、それが難しい。 ということで、「つくえ」「せいと」「こっき」(校庭にあった気がする)「たから」(子供は宝探しが好き)があったら小学校繋がりとか、出てきた単語に無理矢理にでも何らかの繋がりを見つけると楽。 最後数秒でいくつかの単語を一時的に覚えてダメ押し。 記憶時間終了時にポーンという音が鳴るのだけど、「この音に記憶を消す作用があるんじゃないか!?」と思うくらい記憶が飛ぶときがあるけど。

5×5記憶テスト(短期記憶)

5×5のマス目に1から25の数字が並んでいるものを記憶し、各マスにどの数字があったかを答える。

要は1~25の順列なので、左上のマスから順にどの数字が書かれていたかを覚える方法と、1から順にどのマスに書かれていたかを覚える方法がある。 私は後者のほうが覚えられた。 人間は場所に関する記憶が強いというやつだろうか。 あと、1から順に覚えていきつつ25とか24とかの場所も覚えておくと、なぜか別腹のようで、わりと覚えられる。 覚えている分を全部書き終えたら、空いているマスに書いていない数字を適当に書いていけばちょっと水増しできる。