SoftEther VPNのL2TPにWindows 10の標準機能のL2TPで繋ぐときのエラー

ja.softether.org

SoftEther VPNクライアントを使えば良いのだけど、OSの標準機能だけですむならそのほうが良いよね。

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リモートサーバーが応答しないため、使用するコンピューターとVPNサーバー間のネットワーク接続を確立できませんでした。これは使用するコンピューターとリモートサーバー間のネットワークデバイスファイアウォール、NAT、ルーターなど)の1つがVPN接続を許可するように構成されていないことが原因だと考えられます。管理者またはサービスプロバイダーに問い合わせて、どのデバイスが問題を引き起こしているのかを判定してください。

IPv6アドレスもIPv4アドレスも引けるドメインを指定していたのだが、これをIPv4アドレスでの指定にしたら繋がった。例示されている原因はどれも関係無かった。

他にハマりそうなところ。1個1個オフにして確認したわけではないので、関係無かったり、デフォルトの設定で問題無かったりするものもあるかも。

  • L2TPSoftEtherの本体とは別に有効無効が切り替えられるので、有効にする
  • L2TPSoftEtherの管理画面のポート一覧には出ていない、UDP 500とUDP 4500を使うので、開ける
  • 接続先のネットワーク上にDHCPサーバーが無いなら、「仮想NATおよび仮想DHCP機能(SecureNAT)」を有効にする
  • レジストリのHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\PolicyAgentにAssumeUDPEncapsulationContextOnSendRuleという名前の32ビットDWORD値を作って値を2にする
  • 接続元のルーターの設定で「IPsecパススルー」を有効にする
  • コントロールパネルのネットワーク接続でVPNに対応する接続のプロパティ→セキュリティで認証を「次のプロトコルを許可する」にする

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